こんにちは!キシアコです。
前回の記事で、どのタイプでも素敵ですよ、という話をしました。
お互いが認め合い、助け合って生きていきましょう、という内容でしたね。
実際どうでしょう?
ご自身の周りにウサギやキリギリスタイプの方がおられたら、どう感じますか?
腹が立つ!と思われた方。
実はあなたもキリギリスかも…!?
怒りという感情の正体
最初に申し上げますが、私は怒りの感情そのものは悪くないと思っています。
怒りだけに限らず、感情は湧き上がってくるものです。
どんな感情にも正解はありませんので、押し殺す必要もありません。
是非とも、おもいっきり感じ切っていただきたい。
ただ、ご自身がしんどいと思ってしまうほどに強い怒りを感じるとしたら。
そして、その感情を感じることも辛く思っているのなら。
それは、あなたの視点を少し変える必要があるかもしれません。
心理学では、怒りは二次感情と言われています。
何かの事象に対して、悲しみ、苦しみなどのネガティブな感情を持った際に、自分にそんな感情を抱かせた対象に対して、許せない!と感じた状態が怒りです。
(所説あります。そしてこれは私の独自解釈も入っています。)
ですので、怒りのベースに、実は他のネガティブな感情があるのですね。
では、その元の感情がなぜ沸き起こるのか。
それは、あなたが育ってきた環境や世間の中で培われた、自分の常識が脅かされるからです。
~であることが普通、~でないといけない、~するのが良い。
誰もが、自分の中での当たり前(または理想)を持っています。
そして、自分以外の人も、自分と同じような常識の中で生きていると思ってしまいます。
特に家族や恋人など、自分に近しい人にそう思いやすいですね。
これはいわゆる「人に期待をしている」状態です。
で、当然人それぞれ考えていることは違いますので、自分の常識外のことが起こります。
この時、人は「期待が外れた」と感じ、ネガティブな感情が沸いて怒りに繋がるのです。
自分の中の常識を知る
さて、それでは自分自身の常識を振り返ってみましょう。
あなたは、どんな時に怒りを感じやすいでしょうか。
怒り、というと激しく感じられるようでしたら、「腹が立つ」や「イライラ」に置き換えて考えてみてください。
(ちなみに私は、家族の機嫌が悪いとイライラします…)
冒頭のキリギリスさんにイライラした方は、アリさんであることを常識に思っているのでしょうか。
あ、ちょっと違いますね。
みんなが、アリさんでいるべきだと思っている。
だって、自分も我慢してアリさんになっているから。
すごく嫌な思いをしてご飯を集めたのだから、自分には冬を越す権利がある。
楽しそうに過ごしていたキリギリスなんか、凍えてしまってもしょうがない!
ポイントは、自分がしている我慢を、人にも期待しているところです。
だって、それが当たり前だと思っていますからね。
上に書いたように、私が家族に対してイライラするのは、「機嫌が悪いところは人に見せない方がいい」と自分で思っているから。
そして、それを相手にも無意識に求めているからです。
親が、先生が、世間が、アリであれと叩き込んできたから。
アリであることが幸せにつながるのだと信じてきたから。
それなのに、なぜ、キリギリスのあの人はあんなに幸せそうなのか?
擬態の種類
さて、ここまで読んだあなたはこう思われるでしょうか。
「じゃあ、腹が立っていた人は、実はキリギリスとして生きていきたい人?」
半分正解、半分ハズレ、かな。
…実は、そうじゃない場合もあるんですね~。
一応、この日本がアリベースであると考えますと、以下の4つに大きく分かれます。
- どこから見てもキリギリス
- アリに擬態しているキリギリス
- アリに擬態しているキリギリスに擬態しているアリ
- 根っからのアリ
1,4についての説明はいりませんね。
2については今ままでお話してきました。
そして、3。
ややこしい上に意味がわからない。トゲアリトゲナシトゲトゲみたいな。
私もなかなか上手に説明ができないのですが…。
あなたはどう考えてもアリだよね?という方が、自分の本質をつかめず、渋々アリをやっています…という感じの雰囲気を醸し出していることがあるのです。
あれかな、主体性の問題でしょうかね。
主体性に関しては、また別の記事で。
さて、どうでしょう。
ご自身の怒りポイント、見つかりましたか?
このシリーズ、もうちょっと続きます。
次は怒りとの付き合い方について書きたいと思います。