市公の思考

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公務員のお仕事

高卒でもわかる法律の面白さ

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こんにちは!キシアコです。

我々行政職は、ほぼ法律の範囲内で日々の仕事を行っています。
企画系の部署は若干少ないかな?
それでも、そもそも身分から地方公務員法で定められていますし、法律とは切っても切り離せない、身近な存在です。

さて、そんな法律ですが、以前の記事でも書いたように、私は就職するまでほとんど触れてきませんでした。
高卒にはなかなかハードルの高い分野ではあったのですが…。
今回はその魅力についてお話しします。

そもそも法律とは

一般的に話の中で使われる「法律」は、法令全般のことを指す場合が多いですが、行政で使う場合は、国会の議決を得て決められる、狭義の意味で使われることがほとんどです。
法令の最上位は憲法、その下に国の法律、地方自治体の条例があります。
あとは規則とか、政令、省令、要綱などなど…は、議会の議決が必要ないものです。

ここをしっかり説明するととても長くなってしまうので、詳しくお知りになりたい方は他のサイトをご参照ください。
「法律 条例 規則」とかで検索すると分かりやすいサイトが見つかると思います!
決して知らないわけじゃないんだ、ちょっと面倒だなって思っただけなんです…。

今回は、一般的な意味合いの方で使いますよ。

運命的な法律(&先輩)との出会い

さて、高校を卒業して某地方自治体の公務員となった私は、過去出会ったことのない強敵と出会います。
そう。後から聞いた話では、非常に美しく素晴らしい構成だと言われている法律。
その名も「地方税法」です。

法律ってそもそも何が書いてあるんですか状態から、いきなりボス級の法律と対峙することとなりました。
条文を読むごとにさらにその中に参照条文があって…と、いったいどこをどう読んだら真実に辿り着けるの!と、頭を抱えました。

そのとき、つい指導役の先輩にポロっと言ったんですよね。
「なんで法律ってこんなにわかりにくく書いてあるんですか?」と。
その私の言葉を聞いた先輩、なんて言ったと思います?

「わかりにくいかぁ…。法律には、無駄なことは一切書いてないんだけどなぁ。」

無駄なことは書いていない!
そうなんです。法律は、同じことを意味する文章は、一度しか現れません。
よく国語で「あれ」「それ」の指示語が指す言葉を求める問題があると思うのですが、法律の「あれ」や「それ」は全て参照条文として記載されています。
そして、一文に対して複数の意味を持つことは許されません。

先輩の一言で、私の法律に対する価値観は180度変わりました。

法律の魅力~堅物ということなかれ~

パッと見ではごちゃごちゃしているように見える条文も、紐解いてみると案外簡単なことを言っていることも多々あります。
参照条文を遡っていって、その文が何を意図しているのかを探り終えた時、パズルが解けた時のような爽快感があるんですよ。
(実際の実務では、要約してあるものが別にあったりするんですけどね。)

また、すでにある法律だけでなく、立案作成もなかなか面白いのです。
何のために制定する法律なのか、目的を達成するために何を定めたらよいのか、どのように表現したら間違いなく意図が伝わるのか。
さらに、どの順番で内容を記載すべきなのか。
正に、設計図から家を建てるように、一つ一つの工程を積み上げていく作業です。
家ほど時間はかけられないんですけどね…。

私が以前感銘を受けたような、必要な情報がすべて入った、一切無駄のない条文を作れるか。
そう考えると、省庁にお勤めの法律担当の方はすごいなぁ…と、尊敬の思いでいっぱいです。

でもね、地方自治体の職員だからこそ、地域の実情に合わせた政策を考えることができる。
法律には、具体的な規則や罰則がない、ある事柄の基本理念だけ定めている「理念法」という分類があるんです。
明るく楽しい気持ちになれる、面白い法律なんですよ。
皆さんの住んでいるところでも、定められているかもしれませんね。
ぜひ探してみてください。

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某自治体公務員。

小6から中3にかけて不登校を経験し、底辺高校を経て地方公務員へ。

こじらせた人間関係をバネに、コミュニケーションや心理学を学び、現在は所属とは別に業務改善などの活動をしています。

社会復帰の道筋や働く中での自分の在り方、楽しく生きられる方法などを発信中。

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